結膜母斑・色素沈着(白目のシミ)に対するレーザー手術治療
結膜レーザー手術について
結膜母斑・色素沈着(白目のシミ)に対するレーザー手術治療
レーザー照射を併用した治療により、結膜母斑・色素沈着(白目のシミ)をとることができます。
結膜色素沈着(白目のシミ)に対するレーザー治療は、日本では殆ど普及しておらず、ご本人が悩んで眼科に行かれても「放っておいても大丈夫」「お薬では治らない」「切るとよけいに充血が目立つ」などと言われるだけで、そのまま放置せざるを得ないのが実情でした。 当院でこの治療を導入したところ、県外や遠方から来院される方も多く「もっと早く知ればよかった」「今まで悩んでいたのは何だったの?」といった喜びの声を数多くいただいています
色素沈着 (症例1) |
治療前 |
1週間後 |
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色素沈着 (症例2) |
治療前 |
1回目治療後 |
2回目治療後(1週間後) |
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- レーザー手術が無効な症例について
- レーザー手術は"メラニン色素沈着(黒~茶色のシミやホクロ)"の治療には有効ですが、左のような“加齢変化に伴う瞼裂斑(黄色いシミ)”には無効です。
治療の流れ
術前検査・カウンセリング
まず一度、診察にご来院ください。 各種検査と診察をおこない、治療が可能なものか、どのような治療が適切かを判断し、医師が詳しく説明します。診察後に手術日および術後通院のスケジュールを決定します。
組織増殖を伴いレーザー照射のみで治癒が期待できない場合は「結膜腫瘍摘出術」などの手術治療が必要なことがあります。
また、色素沈着の強い方は、まれに緑内障や眼底疾患の合併症を生じることもあるため、必要に応じてそれらの精密検査を追加させていただきます。
手術
点眼による局所麻酔をおこなったあと、レーザー照射および組織除去をおこないます。
程度の軽いものでは約10分程度で終了します。
範囲が広い場合は複数回にわけて照射をおこないます。(1回につき0.5c㎡以下が目安)
両眼ある場合、1週間以上あけて片眼ずつ治療をおこないます。
手術当日は眼帯を装用して帰宅していただきますが、痛みが少なければ眼帯なしで過ごしていただくことも可能です。手術直後はややヒリヒリと痛む感じがするため、痛み止めの頓服を処方します。
術前検査・カウンセリング
通常の場合、翌日・1週間後・1ヶ月後に検診をおこないます。
色素沈着の大きさ・程度により、必要な通院期間・回数がかわりますので、手術申込み時に医師より説明させていただきます。
大きさ・程度によっては、レーザー照射後に院内で約1時間ほど眼帯・休憩していただき、その後に診察を受けることもできます。この場合、翌日診察の必要はございません。 同日施術の場合は、外来の様子によってはお待ちいただくことをご了承ください。
手術後しばらくの間は充血・異物感が続きます。翌日から通常どおりの生活に戻れますが、症状軽快までの間は点眼加療が必要です。小さなものでは約1週間程度、比較的大きなものでも概ね2週間ぐらいまでに、照射部位の色素沈着や充血・異物感が軽減します。
1週間検診の際に効果が不十分であれば追加照射をおこないます。初回照射から1ヶ月以内の「同一部位への追加照射」には追加費用は必要ありません。
治療費用について
結膜母斑・色素沈着(白目のシミ)のレーザー手術 [自費診療]
<2015年10月1日、価格改定>
- 手術前の検査・診察費用(初診時)
- 初診料 5,500円(税込)
- 手術費用(※)
- 大きさに関わらず 一律料金 55,000円(税込)
※手術費用には手術後のお薬代・術後1ヶ月検診までの診察費用が含まれます。
※大きさが0.5c㎡以上ある場合は領域をわけ、1週間以上あけて照射をおこなうことがあります。
※効果不十分な場合、初回照射より1ヶ月以内の同一部位への追加照射費用は上記に含まれます。
※単に美容を目的としたレーザー治療は健康保険支給対象外のため、自費診療となります。