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ドライアイ治療

点眼治療

ドライアイは大きく分けて「涙の量の異常(涙液分泌減少型ドライアイ)」 「涙の質の異常(蒸発亢進型ドライアイ)」 「涙の安定性の異常(BUT短縮型ドライアイ)」に分類されます。各種検査をおこない、ドライアイのタイプにあわせた点眼治療薬を選択します。

眼科領域では星状神経節照射をおこなうことで、眼底血流量の増加、網膜感度の向上などが認められ、様々な難治性眼疾患の治療に用いられています。 眼精疲労に伴う、眼痛・頭痛・肩こりなどの諸症状の緩和や改善にも効果があります。

人工涙液

涙の補充として防腐剤が入っていない人工涙液をまず点眼します。
表面がただれている目に対して最も副作用の少ない安全に使える点眼薬です。

ヒアルロン酸

水分保湿と角膜上皮細胞の修復作用を持っています。人工涙液と併用するとより効果的です。
通常は防腐剤入りの点眼をまず処方しますが、重篤な場合や防腐剤アレルギーをお持ちの方には防腐剤無しの使いきりタイプを処方します。

ムチン分泌促進(ジクアホソルナトリウム、レバミピド)

眼表面のスムーズな球面形成や浸潤化、涙液保持のために、粘液成分であるムチンの分泌を促進する点眼です。長時間のパソコン業務による蒸発型のドライアイに対して有効です。ヒアルロン酸との併用も可能です。

自己血清

重篤な場合に患者さまご自身の血液を採取し、そこから精製する自己血清を点眼していただく場合もあります。調整に時間を要しますので、後日のお渡しとなります。

涙点プラグ(涙点閉鎖)

涙点プラグは目頭の涙点に詰め物をすることで、涙が鼻に抜ける通り道を塞ぎ、涙の貯留量を増やし目の潤いを保たせる治療です。素材には溶けない素材としてシリコン製、溶解していく素材としてコラーゲン製があります。

涙点プラグの利点は涙点縫合や涙点凝固と違って外来処置にて簡単に行えること、不具合があっても抜去が可能で可逆的であることです。欠点は素材に対するアレルギー反応、涙道内迷入による感染、違和感、脱落です。2008年4月に新たに国内発売された可溶性コラーゲン製のものは、これらの欠点が少ない画期的な涙点プラグです。

涙点プラグ(非可溶性素材)

点眼麻酔の後、涙点の大きさを測定してサイズにあったプラグを装着します。

涙点プラグ(非可溶性素材)

涙点プラグ(可溶性素材)

4℃以下では溶解しているが37℃になるとコラーゲン線維が再繊維化し、溶液全体が白色のゲルとなるアテロコラーゲンを利用した国内初のコラーゲン製プラグです。非常に刺激が少ないため、異和感やアレルギー反応を生じにくく、ゲル化アテロコラーゲンが除々に分解されて最終的には自然に鼻腔に排出され、約2~3ヶ月間の効果が期待できます。効果減弱の後には、何度でも繰り返しての再挿入可能です。当院では他院に先駆けて、いち早くこの新しい治療法を導入しました。

涙点プラグ(可溶性素材)

費用
保険診療3割負担の方で、涙点プラグ挿入術(片眼1890円、両眼3780円)+涙点プラグ代(1涙点につき1458円)となります。通常は片眼につき1涙点のみ、重症の場合は片眼につき上下2涙点を閉鎖します。施術時間は数分以内で痛みもほとんどなく、施行直後から普通に生活できます。

MGD(マイボーム腺機能不全)治療

まぶたの中にある「目の表面を覆う脂をだす腺が詰まってしまいドライアイを引き起こすMGD(マイボーム腺機能不全)を改善するために、患者さんがご自宅で毎日おこなうと効果が高まる「温罨法」と「眼瞼清拭(リッドハイジーン)」があります。

温罨法

目の周囲を温めることで、マイボーム腺のつまりを緩和、まぶたの血流を改善する方法です。マイボーム腺からでる脂分は目の表面の乾燥を防ぐ作用があり、非常にドライアイに効果的です。温罨法は簡単に行えて、その効果が比較的実感されやすく、1日5分毎日2回おこなうと早期に効果を実感できます。

温罨法

眼瞼清拭(リッドハイジーン)

睫毛の根元周辺をやさしくマッサージするように洗浄することで、マイボーム腺の脂の排出を促したり、汚れなどの詰まりを除去する効果があります。特にアイラインに化粧をする方は要注意です。

眼瞼清拭(リッドハイジーン)

対応可能な施設