PTK 治療的表層角膜切除術
PTKとは
角膜ジストロフィー または帯状角膜変性に対するレーザー手術治療(PTK)
進行した角膜混濁により視力が低下した場合、視機能を改善するためにエキシマレーザーで混濁を切除する方法です。
【症例1】治療前
【症例1】治療後
【症例2】治療前
【症例2】治療後
治療の流れ
まず一度、診察にご来院ください。
各種検査と診察をおこない、角膜ジストロフィー または帯状角膜変性以外の病変の有無を含めて、どのような治療が適切かを判断し、医師が詳しく説明します。
手術申込みになる場合は、血液検査と結膜嚢培養検査をおこない、手術日および術後通院のスケジュールを決定します。 全身のご病気で他院に通院中の方は内服中のお薬を確認させていただきます。
PTK手術は全て日帰りでおこなっています。
術前精密検査
手術を申し込みいただいた方には、「術前精密検査」で手術に必要なデータをおとりします。
- 眼科検査項目
- 視力検査、角膜曲率半径、角膜形状解析、前眼部3次元OCT、角膜内皮細胞検査、細隙灯顕微鏡検査・眼底検査(散瞳検査を含む)、眼圧検査
※ 検査当日に体調不良であったり、目や体が極端に疲れていたり、検査直前に飲酒をされたりした場合も正確な検査データを計測できません。 ゆっくり、リラックスした状態で検査を受けられるようにしてください。
手術前の点眼
手術3日前の朝から手術当日までの間、抗菌剤と消炎剤の点眼をしていただきます。
手術当日
- 手術当日の朝食、昼食は通常通りでかまいません。
- 心電図、血圧計など装着しますのでゆったりした服装で来院してください。
- お化粧はしないでください。香水、コロン、トワレなどのご使用をお避けください。
- 来院の際にはご自分で車やバイクの運転をしないでください。
- 手術終了後、しばらく院内で休息していただいたのち、注意事項の再確認をおこないます。
- その後、サングラスもしくは保護用メガネでご帰宅となります。
手術前の点眼
手術翌日は朝一番の診察で予約をおとりします。
サングラスもしくは保護用メガネを装用して来院してください。
その後は4日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後、2ヶ月後以降、定期健診(3~6か月毎)で診察と検査を行います。
目の状態が安定するまでの約2~3ヶ月間の点眼治療が必要となります。
万が一、異常を感じた場合は決められた受診日以外でも早めに受診するようにしてください。
治療費
保険診療となります。
- 手術前の検査・診察費用
- 健康保険3割負担 自己負担額 約7500円
健康保険1割負担 自己負担額 約2500円
(※手術に必要な血液検査費用等を含む) - 手術費用
- (手術名)治療的角膜切除術(1.エキシマレーザーによるもの)
健康保険3割負担 自己負担額 約32000円
健康保険1割負担 自己負担額 約11000円 - 手術後の検査・診察費用(再診時1回につき)
- 約600~1500円