紙カルテからの移行に違和感の少ない“見開き2号用紙”スタイル。
あらゆる「オブジェクト(画像やテキスト)」を自在に貼付できるようにし、さらにその上に重ねてペンタブレットでの追記ができるようにしたことで、「従来使っていたカルテ所見用紙、帳票類、ハンコなどのイメージをそのまま”下絵”にした記載」が可能になり、紙カルテと同等以上の使い勝手や運用を実現しました。
Claioに接続した検査器機のデータや画像をC-Note上に「オブジェクト」として貼り付けることができます。(指定した検査器機の検査データをC-Noteに自動貼付することもできます。)
紙カルテのときに「検査器機のロール紙を”糊づけ”」していた作業の手間がなくなります。
「オブジェクト」は位置を自由に動かせて、大きさも自在に変更できます。
「オブジェクト」の上から手書きの注記もできるので、紙カルテ感覚で運用できます。
画像や検査データ以外にも、テンプレートからの定型文、スタンプボックスの単文、キーボード入力した文字列などを「オブジェクト」として貼り付けることで、「紙カルテに"便利なハンコ"をポンポン押して、"手書きで追記"していく」といった感覚で記載していくことができます。
Claioとの組み合わせでは、患者IDのバーコードをピッと通すだけで、「カルテ画面(C-Note・病名・年齢・性別・住所・受診日カレンダー)」「眼科検査ビューワー&グラフ(眼圧・視力経過)」「画像サムネイル一覧」が表示されます。モニタ画面が一つだけだと、ウインドウ切り替えの必要がありますが、大画面マルチモニタ環境にしておくと、視線移動だけでその患者のあらゆるデータを縦覧できます。
紙カルテ単独の診療と比べて、経過の把握が容易で診療の効率化やレベルアップがはかれます。
他の電子カルテでは真似のできないC-Noteならではの芸当がこれです。
医師が所見を記載しながら、口頭でクラークにオーダーを指示して「隣のオーダー端末で(処方・コストを)入力して送信」させると、その瞬間に「医師が記載しているC-Note画面の右上部にその内容が貼り付く」ということができます。
紙カルテでは医師がカルテに書いた処方や内容をみて、医療事務員がレセコンに処方やコストの入力をしますが、その医療事務員を診察室の中に入れて「医師の診察につける」というスタイルにすることで、大きな効率化・省力化・会計待ちの時間短縮がはかれます。
シュライバー端末で入力したオーダー内容が、ドクターが開いているカルテ画面に貼り付く
C-Noteにはいくつかの電子カルテ・オーダーリングとの組み合わせができますが、オーダー内容をテキストで吐き出せるものであれば大丈夫です。(AIクリニック、Mi・Ra・Is、ダイナミクスetc)
同じピーエスシー社の「電子カルテREMORA(ORCA連動)」をオーダー入力用として組み合わせて使うと「オーダー(処方、コストチェック)」「病名」「カルテ所見、定型文の下書き」 をまとめて一つのセットにして、C-Noteにまとめて送信できるので、さらに便利です。
※"オーダー入力"と"C-Note"の端末をわけずに、C-Noteと同一端末上でREMORAを稼働させて、医師自身がオーダー入力をおこなうことも可能です。
Claio眼科用検査ビューワーに用意された検査入力用テンプレートは40種類以上。
問診用ボタンフォーム、眼位検査、シノプト、石原式、東医大式色覚検査、パネルD-15、眼球突出度、涙液分泌検査、BET、アプラネーション眼圧計等々さまざまなテンプレートがあります。
自覚視力検査も用途や好みに応じて数種類のテンプレートが用意されています。 例えばコンタクトレンズ用のテンプレートでは主要なコンタクトレンズのデータもあらかじめプリセットされていて、レンズ別に制作範囲内の度数だけプルダウンで選べて、在庫管理と連動させることもでき、処方箋も発行できます。
眼科用シェーマの例(※当院使用の一部 貼付時の大きさは自由に調節できます)
耳鼻咽喉科診療での検査数値を入力するためのテンプレートが用意されています。(音声機能検査、耳鳴検査、遍倚テスト、顔面神経スコア、カロリック検査 神経興奮性検査など) 紙では面倒だった顔面神経スコアなど、テンプレートから数値を入力するだけで、自動計算してくれる機能もあり、かなりの診療効率化を実現できます。
現在、来院されている患者の状況が一覧できます。
来院後に一定時間が経過すると患者ごとに背景色が「青→黄色→ピンク」と背景色がかわっていき、診療・検査の進行状況、各患者の受診目的・待ち時間・ステイタス・メモ書きなどが一覧でわかります。
待合に表示する「待ち番号表示」、ホームページや携帯、自動応答電話でも「待ち人数」が確認できるシステムと連動できます。ドクターキューブなどの予約システムのチェックイン機能と連動させることも可能で、スタッフのよけいな手間をはぶきます。
待ち番号表示システム(株式会社アビット製品)
ツールボックス内に「シェーマ下絵」と「Claioに取り込んだ画像一覧(当日分)」が表示される。
Drag & Dropで選んでC-Noteに貼付。シェーマはクリックすると描画画面が立ち上がります。
WACOM製ペンタブレットによる筆圧感知での色の濃さ(透明度)の表現に対応しており、絵画的に繊細なタッチもきっちりと描写することができます。
ピーエスシー社は医療分野システムで株式会社ワコム社と協業しており、他社が追従できないレベルでの描画機能を実現しました(→ニュースリリース参照)。
よく使う単語や定型文をDrag & Dropで貼付フォントサイズや色をあらかじめ決めておけるのでまさに紙カルテの"ハンコ感覚"で使えます。シェーマ所見や注記に便利です。
用紙を選んでカルテ記入する場合に使用。フォーム機能で当日の眼圧、オートレフなどの指定したオブジェクトが自動で指定位置に貼り付くようにも設定できます。
あらかじめ紙カルテで使っていた各種用紙のイメージをそのまま取り込んでおくと紙カルテからの移行にも戸惑いが少なく、便利です。
文章をキーボード入力する際に「よく使う所見」の単語、「患者向け説明・指導」の長文などの定型文を、シーン別にタブでわけて、テンプレートに登録しておくと素早く文章作成ができて便利です。
検査者の用途や好みにあわせて視力検査だけでも標準で4種類のテンプレートを用意。
再診の場合は「検査履歴からの引用」で入力の手間を大幅軽減。
クリックのみ、テンキーのみ、ペンタッチのみの入力にそれぞれ対応。
アンドロイド版ペンタブレットでの入力も可能。
入力したデータでの裸眼視力・矯正視力の経過グラフ表示にも対応。
入力データを引用して眼鏡処方箋や弱視等治療用眼鏡処方箋の発行もワンタッチでできます。
レンズ交換法(Donders法)による視力検査の場合に便利なテンプレートです。
手術患者のデータ解析用に便利なテンプレートです。
主要な銘柄はレンズの種類を選ぶと、当該製品の制作可能範囲の規格品(カーブ、度数、直径等)のデータがあらかじめ登録されていて、その中から選択できます。履歴からの引用もできるので入力の手間を大幅に軽減しました。
CL在庫管理とも連動。もちろんCL処方箋の発行にも対応。CL処方箋はユーザーの好みにより、複数の書式に対応しています。
眼位・両眼視機能・立体視検査用に他にも複数のテンプレートを用意。
施設にあわせた選択ができます。
上記以外にも、検査ビューワーには簡易両眼視機能検査機BET、斜視用テンプレート、Maddox正切桿、プリスム検査、大型弱視鏡用テンプレート、色覚検査(石原式)、色覚検査(東医大式)、パネルD-15、CFFなど、様々なテンプレートが40種類以上あり、そこからC-Noteに貼付ができます。
要望によりオリジナルテンプレートにも対応します。