眼科専門用語辞書について
パソコン、スマホ、タブレット等で日本語入力をおこなう各種IME(Input Method Editor)で、眼科学領域の医学専門用語の入力をサポートするための「かな漢字変換・略語変換・和英変換 辞書登録用テキストファイル」です。
特に眼科領域で電子カルテを使われる場合は重宝するツールです。
平成10年に主に兵庫医科大学眼科学教室の有志メンバーによって作成されたVer.1.0(登録単語数5766語)からスタートし、Ver.3.0では眼科臨床で使用頻度の高い語句を中心に、かな漢字変換・略語変換・和英変換を含む2万3685語を収録しています。
- 変換例
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- えんしせいふどうし
→ 1.遠視性不同視 2.hypermetropic anisometropia - ぼうちゅうしんあんてん
→ 1.傍中心暗点 2.paracentral scotoma - gpc
→ 1.GPC 2.giant papillary conjunctivitis 3.巨大乳頭結膜炎 - dcr
→ 1.DCR 2.dacryocystorhinostomy 3.涙嚢鼻腔吻合術 - にちがん
→ 1.日眼 2.日本眼科学会 3.Japanease Ophthalmological Society
- えんしせいふどうし
ダウンロード
フリーウエアとして配布していますが、内容を改変しての転載や再配布は御遠慮願います。
他のデータライブラリへの登録やフリーソフトウエア集への収録などの際には御一報ください。
解凍すると下記の3つのファイルが含まれています。
readme.pdf | 操作説明資料 |
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OPT_IME2015.txt | Microsoft IME辞書用登録テキストファイル |
OPT_ATOK2015.txt | ATOK辞書用登録テキストファイル |
使用方法
Microsoft IMEの場合 (Windows)
(1)ユーザー辞書ツールの起動
メニューバー上のMicrosoft IMEアイコンを右クリックして ユーザー辞書ツール(T) を起動する。
(2)テキストファイルからの登録
現在使用中のユーザー辞書を開き、ツール(T) > テキストファイルからの登録(T) を選択。
(3)単語登録の開始
単語ファイルにダウンロードしたOPT_IME2015を選択し、開くボタンを押すと単語登録が開始される。
すでにご自身で登録された単語や自動登録された単語があって重複する場合は「失敗個数」にカウントされます。動作確認にsrdと入力して変換候補に漿液性網膜剥離、SRD、serous retinal detachmentがでれば成功です。
ATOKの場合(WindowsおよびMac)
※説明はWindows10の画面です。
(1)ATOKメニューを呼び出す
メニューバー上のATOKアイコンを右クリックして ATOKメニュー(M) を呼び出す。
(2)辞書ユーティリティーの起動
ATOKメニューから辞書メンテナンスを選択して 辞書ユーティリティー(U) を起動する。
(3)ファイルからの登録・削除
現在使用中のユーザー辞書を開き、ツール(T) > ファイルからの登録・削除(U) を選択。
(4)単語登録の開始
単語ファイルにダウンロードしたOPT_ATOK2015を選択し、登録ボタンを押すと単語登録が開始される。
すでにご自身で登録された単語や自動登録された単語があって重複する場合は「登録できなかった単語数」にカウントされます。 動作確認にsrdと入力して変換候補に漿液性網膜剥離、serous retinal detachment、SRDがでれば成功です。
Google IMEの場合(WindowsおよびMac)
※説明はWindows10の画面です。
(1)辞書ツールを起動
メニューバー上のGoogle IMEアイコンを右クリックして、辞書ツールを起動する。
(2)インポートを選択
選択した辞書にインポートを選択。
(3)ファイルの選択
ファイルはダウンロードした OPT_ATOK2015.txt (もしくはOPT_IME2015.txtのどちらでも可)を選択。
フォーマットは、エンコードは自動判定を選択してインポートを開始。
すでにご自身で登録された単語や自動登録された単語があって重複する場合は「登録できなかった単語数」にカウントされます。動作確認にsrdと入力して変換候補に漿液性網膜剥離、serous retinal detachment、SRDがでれば成功です。
追加登録語句の募集
今後も皆様により役に立つツールとなることを目指し、追加登録語句の要望を随時募集しています。
「こんな読みでこんな変換候補を追加したい」「こういう略語がよく使われる」というものがありましたら、ぜひ下記フォームにて登録をお願いいたします。