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円錐角膜治療

EyeBrid Silicone(アイブリッド・シリコン)

EyeBrid Silicone(LCS社)はソフトコンタクトレンズ(以下SCL)とハードコンタクトレンズ(以下HCL)の良さを組み合わせた円錐角膜用の次世代型ハイブリットコンタクトレンズです。

レンズの特徴

EyeBrid Silicone

EyeBrid Silicone円錐角膜や不整乱視の場合、SCLでは乱視の矯正力が弱いため良好な視力を得にくく、一方でHCLでは乱視があっても良好な視力を得やすいですが、円錐角膜用に設計されたHCLであっても痛くて入れられないケースが多くあります。EyeBrid Siliconeはレンズ中心がハード、周辺部がソフトの構造で、今まで痛くてHCLをいれられなかった人でも装用することが可能です。

重度の円錐角膜の場合、円錐角膜用ハードコンタクトレンズでも良好なセンタリングが得られにくく外れやすかったり、装用時の痛みがあったりして使用が困難なケースが多くありましたが、EyeBrid Siliconeは直径が大きく中心安定が良好で装用感も良いため、従来のHCL装用で苦労された方にも勧めることができます。

円錐角膜での当院処方例
  • 円錐角膜での当院処方例
    従来の円錐角膜用HCLの場合
    下方にずれて固着したり外れたりしやすい
  • 円錐角膜での当院処方例
    EyeBrid Siliconeの場合
    センタリングが良好で装用感が良い

中心のハード部分はDK値100の高酸素透過性でUVブロックのRPG素材、周辺部のソフト部分はDK値50のシリコーンハイドロゲル素材です。中心の厚さは0.2mm、直径は 8.50mmと10.00mmの2種類があります。装用感に応じてソフト部分のカーブを5段階から選択します。ヨーロッパでは2012年にCEマークを取得しています。

国内でこのレンズの処方ができるクリニックはまだ少ないですが、当グループではレイ眼科クリニックにて関西で初めて処方を開始しました。

費用

レンズ片面1枚 50,000円(税別)

※初回はレンズ脱着用スポイト3本付き  スポイト追加購入1本700円(税別)

クロスリンキング(CXL)

角膜クロスリンキングとは進行性の円錐角膜・角膜拡張症に対し、リボフラビンを点眼しながら365nmの紫外線照射を行うもので、角膜実質のコラーゲン線維の架橋を強め、円錐角膜・角膜拡張症の進行を停止させることを目的とする治療です。

  • クロスリンキング
  • クロスリンキング
  • クロスリンキング
    【角膜クロスリンキング前】
  • クロスリンキング
    【角膜クロスリンキング後】

クロスリンキングにより角膜内コラーゲン感に細い繊維がたくさん形成され、角膜強度が増して変形しにくくなる。

適応と禁忌

適応(適している方)
  • 年齢14歳以上
  • 進行性円錐角膜
  • ペルーシド角膜変性症
  • 医原性角膜拡張症
  • 上皮切除後の角膜厚が400μm以上 (角膜内皮保護のため)
禁忌(適していない方)
  • 上皮切除後、膨潤状態でも角膜厚400μm未満
  • 上皮の修復異常
  • 放射状角膜切開術(RK)手術後
  • 角膜融解
  • ヘルペス性角膜炎(紫外線がヘルペスを活性化)
  • 妊娠中、授乳中
  • 角膜内皮細胞密度2000個/mm2未満

費用

片眼 150,000円(税別)
両眼 300,000円(税別)

※術後処方薬と術後1ヶ月分の検査・診察料を含みます。

角膜内リング(ICRS)

角膜内リング(ICRS)角膜周辺部の実質内に半円弧状のプレートを挿入し、突出した角膜のカーブを平坦化させる手術です。円錐角膜や角膜拡張症の進行抑制に有効な治療方法です。

当院ではIntacsおよびフェラーラリングを導入し症例の程度により使い分けています。
Intacsは2003年にCEマーク取得。2004年に円錐角膜用としてFDAに承認されました。フェラーラリングもCEマークを取得しています。リング挿入後は乱視が軽減するため、裸眼視力の改善やソフトコンタクトレンズや眼鏡での矯正が可能になります。当グループでは角膜切開にレイ眼科クリニックにてFS200フェムトセカンドレーザーを使用することにより、より精密で安全な手術が可能になりました。

適応と禁忌

適応(適している方)
  • 21歳以上
  • コンタクトレンズやメガネで十分な視力が出ない
  • 円錐角膜/ペルシード角膜変性症/レーシック術後角膜拡張症
  • 角膜リング挿入部位の角膜厚が450μm(中心角膜厚の80%)以上
禁忌(適していない方)
  • リング挿入部位の角膜厚450μm未満
  • 角膜中央部の高度の角膜混濁
  • 円錐角膜の急性水腫
  • 再発性角膜びらんや角膜ジストロフィなど眼疾患の既往
  • 膠原病、自己免疫疾患、免疫不全症の患者
  • 妊娠中、授乳中

費用

片眼  450,000円(税別)
両眼 900,000円(税別)

※術後処方薬と術後1ヶ月分の検査・診察料を含みます。

対応可能な施設

担当医

  • 新見浩司医師
    新見浩司 医師
  • 松本 玲医師
    松本 玲 医師