ICL・IPCL(眼内コンタクトレンズ)手術
治療の流れ
来院のご予約(電話・メール)
まずは適応検査とカウンセリングをお受けください。(実施施設:新見眼科、レイクリニック)
カウンセリングのみやカウンセリング簡易検査もございます。(カウンセリング簡易検査実施施設:レイクリニック)
※多焦点IPCLについての詳細は、新見眼科へお問い合わせください。
- 新見眼科
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- 【電話予約】078-949-5310
- 【WEB予約】 新見眼科ホームページ
- レイクリニック
適応検査、手術申し込み、術前検査、手術、翌日検診までは、同施設での対応となります。
以降の検診は法人他施設で対応できます。
カウンセリングのみ・カウンセリング簡易検査(所要時間:約30分~1時間)
コンタクトレンズの使用やお車の運転などの制限はございません。ご希望の方はお電話のみのご予約となりますので、お電話にてお問い合わせください。
適応検査・カウンセリング(所要時間:約2時間)
ICL手術を受けることができるかどうかを適応検査で見極めます。専任スタッフが手術についてのカウンセリングをおこないます。医師の診察と検査データの説明もあります。
瞳孔(ひとみ)を大きく広げる目薬(散瞳剤)を使用しての検査をおこないます。検査後4~8時間、目薬の作用で目が見えづらく、 まぶしくなります。当日は車やバイクの運転は控え、公共交通機関でご来院ください。
主な検査項目
- 他覚的屈折検査
- 機械で近視や遠視、乱視の度数を測ります。当院では両眼開放型レフでの測定もおこないます。
- 自覚的屈折検査
- 裸眼の視力、レンズを通しての最高矯正視力などを詳しく測定します。40歳以上の方では近見視力も測り、手術後の屈折状態を想定したレンズ装用による老視体験もしていただきます。
- 角膜形状解析
- 角膜の前面・後面の形状、角膜径、角膜厚などを測り、円錐角膜のリスクなどの解析をおこないます。
- 角膜内皮細胞検査
- 角膜の内皮細胞を撮影し、細胞の大きさや形、数を調べます。
- 眼圧検査
- 眼球の硬さを測定します。
- 前房深度値/前眼部画像解析
- 角膜内皮から水晶体前面までの距離など、手術に必要なデータをとります。
- 涙液検査
- 涙液層の安定性を測定し、ドライアイの有無や程度を詳しく調べます。
- 瞳孔径測定
- 明所、暗所での瞳孔(ひとみ)の大きさを測ります。
- 細隙灯顕微鏡・精密眼底検査
- 医師の診察による検査です。角膜の状態はもちろん、散瞳剤を点眼して水晶体や網膜・視神経など、目の奥にも異常がないか徹底的に詳しく調べます。
手術申込み・日程決定
適応検査でICL手術を受けることができるかどうか見極めたあと、手術をお申込みされる方には「術前検査」「手術日」および「手術後の通院」のスケジュールを決めます。適応検査とカウンセリングのみお受けいただいたあと、後日お電話にて手術をお申込みいただくことも可能です。
お申込みの際は、申込金が発生します。手術をキャンセルされた場合も返金はできません。
検査を受ける前に気を付けていただくこと
- ※初回・最終精密検査の前に目を酷使することはお控え下さい(長時間の読書やパソコン業務)
- ※睡眠不足もデータに影響がありますので、十分な睡眠をお取り下さい。
- ※精密なデータが取れない場合がありますので、アイメイク・睫毛エクステはお控え下さい。
(エクステは精密検査・手術共に外して下さい)
コンタクトレンズのご使用について
精密検査前から一定の装用中止期間があり、最終精密検査終了後までは装用不可となります。
コンタクトレンズを使用中の場合、角膜が本来の形からカーブが変わっていたり、角膜がむくんで分厚くなっている 場合があり、正確な検査データがとれません。手術後の結果にも影響するため、装用中止期間をお守りください。
ハードコンタクトレンズ 乱視用ソフトコンタクトレンズ | 【初回】2週間 装用中止 【最終】3週間以上 装用中止 |
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ソフトコンタクトレンズ | 【初回】4日 装用中止 【最終】1週間以上 装用中止 |
初回精密検査(所要時間:約3時間)
ICL手術で挿入するレンズは手術前の検査で決まります。当院では過矯正・低矯正といったミスをなくすために 精密検査をより入念におこなっています。他院に比べて検査時間が長く、大変だったという声も聞かれますが、 より良い結果を引き出すために重要なステップですのでご了承ください。医師の診察と説明があります。
主な検査項目
- 他覚的屈折検査
- 機械で近視や遠視、乱視の度数を測ります。当院では2種類の機器で測定し、測定誤差を軽減しています。
- 自覚的屈折検査
- 各種検査で得られたデータを元に検眼レンズを通しての見え方を詳しく測定します。
- White to White(WTW)値
- 角膜水平部の直径を計測します。前眼部画像解析とあわせてレンズのサイズを決定します。
- 眼軸長測定
- 角膜内皮から水晶体前面までの距離など、手術に必要なデータをとります。
- 波面センサー
- 角膜および水晶体の高次収差を測定します。
- 採血
- 全身的に手術に支障があるようなことがないか、血液検査をおこないます。
お持ちいただくもの
- パンフレット
最終精密検査(所要時間:約2時間)
最終精密検査でデータを再検証し、オーダーするICLレンズを決定後します。 (初回精密検査と最終精密検査でのデータにばらつきがみられる場合は、別の日に再検査をおこないます。)
主な検査項目
- 他覚的屈折検査
- 機械で近視や遠視、乱視の度数を再計測します。前回の精密検査で得られたデータと比較し、問題がないことを確認します
- 自覚的屈折検査
- 検眼レンズを通しての見え方を詳しく再測定します。前回の精密検査で得られたデータと比較し、問題がないことを確認します。
- 負荷後屈折検査
- 瞳孔(ひとみ)を大きく広げる目薬で、目のピント調節力を取り除いた状態での屈折検査をおこないます。
※手術代金のお支払いは、最終精密検査日にお願い致します。入金確認後のレンズ発注となるため、お支払いがなければ手術を受けることはできません。
最終精密検査の翌日~手術前日まではコンタクトレンズの装用が可能です。
お持ちいただくもの
- 手術同意書
- 手術代金
- パンフレット
手術前電話
手術日までに当院スタッフからご本人さまへ、体調や手術当日の来院時間などのご確認の連絡をさせていただきます。(ご希望の方にはメールでご連絡します)
手術前の点眼 (手術日の3日前から)
手術日の3日前から手術当日までの間、抗菌剤と消炎剤の点眼をおこなっていただきます。
※必ず1種類点眼後は5分以上あけて次のお薬を点眼して下さい。続けて点すと洗い流されてしまって、最初の目薬の効果が出ないことがあります。
手術前日・当日 来院前の注意事項
手術前日の注意事項
- 手術後は制限があるため、前日もしくはご来院までに入浴・洗髪をお済ませ下さい。
- 前日から手術後に医師の許可が出るまではアルコール類の摂取は控えて下さい。(約1週間)
手術当日の注意事項
- ご来院前のお食事は軽めにすませておいて下さい。
- 毛羽立った衣類や小物は身につけないで下さい。(毛や繊維が飛び散って目に入りやすいため)
- 電車やバスなどの公共交通機関もしくはタクシーなどでご来院下さい。(手術後は医師の許可が出るまで車やバイクの運転はできません)
- 手術機器の関係上、手術室の温度設定が低くなっております。暖かい服装でご来院下さい。
- 散瞳剤を用いて手術をおこないます。帰宅時は眩しさと見えにくさを感じるため、付き添いの方が来られることをお勧めします。
手術当日にお持ちいただくもの
- 診察券、保険証
- 同意書/印鑑(提出がまだの方のみ)
- 保護眼鏡(当日購入の方は購入費用)
- 靴下(裸足・ストッキングでご来院の方)
- 夏季は羽織るもの(パーカー不可)
手術前のチェックと前処置(所要時間:約1時間30分)
- (1)来院後、体調の確認(検温・血圧測定)と手術後の注意事項などの説明をおこないます。
- (2)瞳孔を大きく開くためにお時間をおいて散瞳剤を何度か点眼します。
- (3)前処置室に移動し、点眼麻酔と目の消毒をおこないます。その際にしみる感じがあります。
- (4)順番が来たら手術室に移動していただきます。
※急な気分不良やトイレに行きたくなった場合は、その場にいるスタッフにすぐに申し出て下さい。
手術(所要時間:約15分)
- (1)大きく目を開く
手術台に寝ていただき、顔にカバーをかけてから、開瞼器(かいけんき)で 目を大きく開きます。瞼には麻酔をしないので、少し引っぱられる感じがします。目を強く閉じようとすると痛く感じることがあるので、両眼を楽に開けるようにしてください。
- (2)点眼麻酔
目の消毒をおこない点眼麻酔を追加して手術を開始します。
- (3)力を抜いてぼんやり正面を見る
点眼麻酔により強い痛みを感じることはほとんどありませんが、手術中は眩しい光が見え、何かが目の前で動いているように感じます。
途中、水が流れてきたり、目を抑えられるような感じがしたり、お薬がしみ たりすることがありますが、強く目を閉じると目が動いてしまうので、力を抜いてぼんやり正面を見るようにしてください。目の位置は術者が指示します。
- ※手術中は急に目や顔を動かすと危険です。何か異常を感じた場合はすぐに仰ってください。
- ※もし強い痛みを感じる場合は、途中で麻酔を追加することも可能です。
- ※暗所恐怖症や閉所恐怖症などがある方は、スタッフにお申し出ください。
手術終了直後は、少しぼんやりして眩しい感じがします。
そのまま安静室にご案内しますので、目を閉じてゆっくり休んでください。
手術直後の安静・診察
手術後、院内で安静にしていただいたのち、検査・医師の診察をおこないます。問題がなければそのまま帰宅していただきます。
診察にて処置が必要と判断された場合は、再度手術室にて状況に応じた処置を行います。 また、手術直後は眼圧が高くなることがあるので、必要に応じて降眼圧薬の点眼や内服を追加で処方する こともあります。
手術直後~翌朝まで
手術直後は眩しくてピントが合いにくく感じたり、異物感や痛みを感じたり します。異物感や痛みは徐々に軽快しますが、手術後は余計な外出を控え、できるだけ目を閉じて安静にして下さい。帰宅時には保護用眼鏡を装用してお帰り下さい。
手術後1週間は就眠時に目を擦らないように保護用眼鏡を着用し、仰向けで寝て下さい
※手術後の経過には個人差があるので、医師に指示されたとおりに薬を使用してください。
万が一、目にゴミ・水・せっけん・シャンプー・油などが入ってしまった場合はレボフロキサシン点眼薬を入れて洗い流すようにしてください。
手術後1ヶ月以内はアイボンなどで目を洗わないでください。
翌日検診
手術翌日は必ず診察を受けていただきます。目の状態が安定するまで医師の指示どおり薬を使用してください。視力の安定には個人差がありますが、手術早期には無理をすると異物感やかすみがでやすくなります。
手術後の点眼・内服薬を医師の指示どおりに使用しなかったり、医師の許可がでるまでに飲酒をしたりすると、術後炎症をおこして視力回復に影響がでます。十分にご注意ください。
翌日以降の検診
翌日検診のあとは(3日後)、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後
…をめどに検診を受けていただきます。
1年後以降も年1回以上の定期検診をお勧めします。
手術後の経過により、上記以外にも受診を指示させていただくことがあります。
特に手術後1週間以内は余裕を持ってスケジュールをたてるようにしてください。
手術後の生活について
- 市販薬の使用について
- 目の状態が安定すれば市販点眼薬の使用は可能です。ただし、市販点眼薬には血管収縮剤や防腐剤が多く含まれるものなど、あまりお勧めできないものもありますので、医師やスタッフにご確認ください。
対応可能な施設
※レイクリニックはICLのみ対応可能です。